昨日 長からメールが来ました。
「生きてる^^?」って抜き打ちテストらしい。
ある人から
「私以外にも学校に行ってない人がいるもん」
と私の事を聞いて 「また学校行ってないのか?」と
心配になってメールをしてくれたらしい。
その、長にそんな事を話したのが誰なのか
見当が付かなかった。
「ヒントは17歳で学校に行ってない奴」
それを聞いてもわからなかった。
微かに1人の顔が浮かんだけど
学校を辞めたなんて聞いていなかったし、
その子とは保育園、小中一緒だったけど
仲も良くなかったし連絡先さえ知ったこともない。
だから、私の近況なんて
知っているはずがないわけで
違うと思って頭から消した。
「わからないですよ」と言ったら
「なんでわからないの?
中3の時に同じクラスだったはずだよ」
って 言われて、やっぱりその子だとわかった。
と同時に、湧き上がる嫌な気持ち。
私はその子が嫌いではないけど好きではなかった。
小学校時代にいじめられていた反動か
中学でデビューしたけど
やっぱり なり切れない、というか。
髪を染めて授業を放棄してたけど、
いつも強めの子の傍でくっついて回っていた。
一人では何かをする勇気がない子だった。
私は横目で見て「ふん」って思ってた。
その子が なんで今 私の話を長にしたのか。
それも、「私以外にもいるもん」という言葉が私を逆なでた。
私が自分と一緒だということを言いたいの?
笑わせないでくれよ。
2年前の学校に行っていなかった半年間のことが
今 元中の奴らに出回り始めたのか知らないけど、
私の今の状況も2年前のことも何も知らない奴が
表面上の切れ切れの単語を耳にして「一緒」だ?
ふざけるのも大概にしてくれよ。
私は中退はしなかった。
留年を選んだよ。
留年する奴なんて好奇の目だった。
1回目で同じクラスだった子達にも
どんな顔して会えばいいかわからなかった。
私は下らないプライドが高い人間だったから、
留年なんてするくらいなら辞めると思ってた。
でも、長に気づかされて1つの決意の元に決断したんだよ。
周りの子達に「留年生だから」と馬鹿にされないように
勉強だって自分なりにがんばってクラスで1番取った。
去年みたいに友達関係で悩まないように
誰とでも仲良くなるようにした。
留年をカミングアウトした翌日は
がんばって笑顔で教室に入ったよ。
エクも染めるのも教師に言われて、
最初は嫌だったけど 私のそんな見せ掛けのものは
校則でボキボキ折られていって、最初は嫌だった。
でも、そうやって折れることを学んでよかったな、
って思えるようにもなった。
元同じクラスの上の学年の子たちには、
テストで2番取っても1番取っても
「去年も受けたしね」で済まされた。
私の百何十時間のがんばりは
そんな言葉であっさり「あたりまえ」の結果になった。
去年のテストとは全然違うんだよ?
半年学校に行っていなくて内容なんて覚えてない。
むしろ 新1年生より解らなかったかもしれない。
だから 受けたことのないテストでがんばった。
それでやっと少しくらいは認めてもらった。
でも順位なんて公言しないから、
周りのクラスメイトにも他のクラスの子にも、
「馬鹿だと思ってた」「なんで勉強してるの?」
なんて今も言われるけどね。
色々あったよ この1年半。
そんなの私にしかわからない。
こんなの学校に行かなかったときに楽したんだから当たり前、
なんて言われることもあるけど、
私はこの一年半を「自分なりに頑張った」と
表現してはいけないでしょうか。
自業自得で当たり前なんだから、
留年生が「頑張った」などと言ってはいけないでしょうか。
私は自分なりに、毎回 壁を設定して、
その当たり前といわれる壁を乗り越えようとやってきたよ。
その時の気持ちは私にしかわからない。
誰に詳細を話したところで私にしかわからない。
で、
切れ切れの2年前の情報を耳にしただけのあなたが
「一緒」?
やめてくれないか。
軽々しく私とあなたを比べないでくれよ。
いいじゃないか、
あなたはそのスピーカーのような口で
私の留年をビッグニュースとして
他人を自分に引き付ける話題として
150人の卒業生に話せばいいよ。
中学時代は絵に描いた様な生徒会本部の
真面目な笹波が高校で遂にデビューして
調子に乗って留年しちゃった!
これは笑いのネタになるね。
あなたのスピーカーのおかげで
あなたも私も有名人だ。
いいよ、話して笑っとけばいいじゃないか。
私も一緒にそのくらいなら付き合ってあげるよ。
「私 超ウケる」と自虐ネタでも披露しようか。
だから 君はそのくらいにしておきなよ。
私の事を何も知らないあなたが
私を語らないでくれないか。
苛立つよ、どうしようもなくね。
私の留年は私にしかわからない。
いい加減にしてくれ いい加減に、いい加減にさあ。
これ以上 苛立たせないでくれないか、
君のただの興味本位で。
一緒か、
一緒か、
そうだね、
私もあなたの状況なんて知らないから
語らないよあなたの人生は。
だから、
もし今 同じ位置に立っているならば、
あなたが追いつけないほどに前に進むよ。
振り向いても見えないほどに突き進めば文句はないですか。
一緒などと御託を並べずに私の留年を笑うだけの
存在に留まってくれますか。
留年を決めたときに
これは 私の知り合いにとっては
いいネタになるとは思っていたけど、
今回 初めて情報の流れを感じた。
目の前に来ると色々思うところがある。
こんな感じか。
まあ 同窓会には行きたくなくなったよ。
同窓会に行ったら好奇の目で質問攻めかな?
それとも みんな気を使って知らん振り?
そのみんなの対応を観察するのも楽しそうだけど、
そこまで暇じゃないかもね。
さよなら さよなら
少し静かにしてくれると嬉しいよ。
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